『チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!?』
洋画コメディが日本に来た時あるある
やたら長い副題。
『ハングオーバー』の脚本家が作ったコメディ映画。ハングオーバーに負けないくらいのお下劣でイカれた作品に仕上がっていた!さすが!
個人的にアメリカ映画の汚い感じのコメディは色々と突き抜けてて嫌いじゃないのだが、感性的に苦手な人は多くいるはず。だが普通に観て面白い場面もあるのでとりあえず観てもらえれば。
ファミリーとかで観るとお茶の間凍りつくから観てはいけないよ。全国の親御さん、面白そうなパッケージだ〜!って勢いでレンタルしてはいけないよ。
題材は邦題でお察しの通り、2人の入れ替わりものだ。今作は正反対の性格の2人の友人が入れ替わる。
◯ストーリー
エリートで仕事熱心、子どもにも恵まれながら家庭を築いている生真面目な性格のデイヴ。
あまり売れない俳優業をしながら気ままに生き地に足つかない生活を送るミッチ。
2人は街の公園にある女神像がある泉におしっこをかける。おしっこをしながら2人は会話の中でそっちの生活に変わってみたいよ!と願う。すると次の日、本当に入れ替わってしまっていた。
2人はバレないようにやり過ごそうとするがお互いの仕事が自分の性格に合わず、上手くいかなかった。
家庭を持ったことのないミッチは、父親や夫としての接し方が分からずデイヴの娘や妻を傷つけてしまう。
一方デイヴも自由きままな生活になれず困惑。
家庭や仕事がダメダメになってしまったことを知ったデイヴはミッチに「一度でもいいから逃げずにやり遂げてみろ!」と叱責。
さらにその後ミッチは父親から「あいつは逃げてばかりだ」と言われてしまう。
ミッチの心に火がついた。デイヴから仕事や子育てのあれこれを聞きそれを真剣に取り組んで行き、徐々に形になっていった。
さらに真剣に取り組んで行く中にも、自分の元のプラスな性格を取り組んで行くことにより、家庭も仕事も上手くいっていった。
一方のデイヴも今までの生真面目な性格から羽目を外すことを覚えた。
2人はお互いの入れ替わった生活に順応していった。
ある大きな一件の仕事を成功したミッチ。彼はデイヴの家族と共に表彰式に向かう。
そこでミッチはデイヴの生い立ちをスピーチで聞くことになる。
ミッチは気づく。この人生は自分の物ではないと。デイヴが築き上げてきたものなのだと。
デイヴも別の場所で自分には大切な家庭があるのだと気づく。
2人はショッピングモールに移動された女神像がある泉におしっこをかけ、無事にお互いの体に戻る。
2人はお互い幸せに暮らしてハッピーエンド。
というストーリーでした。
基本的には9割がコメディ。
とは言ってもハングオーバーよりは最後は感動テイストにしてあったので綺麗にまとまったのでは。ミッチの変貌ぶりには驚き。最後にはあんなに成長しちゃって。
隣の芝生は青く見える。それはみんな分かっているんだけどその芝生に入ってみたくなるんだよね。
でも入ってしばらく経つと、自分の芝生の大切さに気づく。そういうものなんだね〜。
隣の芝生は青く見えるっていう言葉。
僕は今まで隣の芝生はそっちはそっちで大変だからって意味だけかと思っていたんだけど、なるほど自分の作り上げてきた芝の大切さも教えてくれる言葉だったとは知らなかった。
冷静に考えるとなぜこの作品で心に響くものがあったのか自分でも不思議でしょうがない。内容が基本下ネタなのに(笑)