(ネタバレあり)『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』はドウェイン 春の筋肉祭りでした。
『ジュマンジ』の続編が公開された。前々から予告が流れていたが、前作と全く違う雰囲気で不安もあったが観に行った。
その不安は消えた。いや、消えたというよりも飛んでいった。ドウェイン・ジョンソンがはるか上空に飛ばしてしまった。
というわけであらすじと感想を。(以下映画のネタバレありなのでご注意を)
○ストーリー
1996年、アレックスという若い青年が浜辺でジュマンジというボードゲームを拾う。
彼は家に持ち帰るがボードゲームに興味を示さず放置。しかし夜にそのゲームから太鼓のような音を聞き中を覗くとボードゲームだったはずのジュマンジはゲームのカセットに。
彼はそのゲームを始めてしまう。
月日は流れ現在。
登場人物は
・旧友から使いパシリをさせられるオタク気質なスペンサー[主人公]➡︎ムキムキ&フェロモン最強のブレイブストーン博士(ジュマンジの世界)
・旧友を使いパシリをするイケイケなアンソニー ➡︎背が低く足も遅い動物学に長けたムースフィンバー(ジュマンジの世界)
・スマホ片手にSNSや友だちとの電話に入り浸る現代っ子なベサニー ➡︎豊満なボディ?のオジサン シェリーオベロン博士(ジュマンジの世界)
・友だちを作ることを拒否し、いつもひとりぼっちでいるマーサ(ヒロイン)➡︎武道とダンスファイトを特技とする強き美女ルビー・ラウンドハウス
の4人。
問題児扱いで居残り掃除を言われた4人は地下室の掃除をしている最中にジュマンジというゲームソフトを発見。
ゲーム中の使用キャラを決めて、いざゲームを始めようとした4人だったが、突然ゲームの中に吸い込まれてしまう。
4人が目覚めると、自分の姿がプレイ前に決めた使用キャラになっている。
1人3つのライフポイントと各々持っている能力を駆使してゲームをクリアしないとこの世界から出られないと知った彼らは4人でゲームクリアを目指す。
途中で1996年にジュマンジの世界に取り込まれてしまったアレックスも合流。5人でゴールを目指す。
物語は第1の試練、第2の試練のようにRPGのように進んでいき途中に待ち受ける困難をみなで切り抜けて行く。
その中で主人公スペンサーとヒロイン マーサはお互いに惹かれ合う。
またベサニーはアレックスを意識するようになる。(ただしベサニーはジュマンジの世界ではオッサン。)
5人は誰も欠けることもなく無事にゴール。元の世界へ戻り、みんな仲直り。
しかしアレックスはジュマンジの世界に取り込まれた時の1996年に戻っていったので主人公たち4人と再会した時はすでに大人に。家庭も持っていた。ベサニーはアレックスと結ばれることは無かった。
最後はスペンサーとマーサはゲームの外でも親密な関係に。ジュマンジのゲームソフトは4人が壊してハッピーエンド。
といった感じだろうか。
○感想
はじめのほうにも書いたとおり今作は前作と雰囲気が全然違った。というか話がまず違う。前作はこの世界にジュマンジの動物や人物が飛び出してくる、というものだが今回はゲームの世界に入るという逆の立場になっている。
だが前作の主人公、ロビン・ウィリアムズが演じるアランはこのジュマンジの世界に閉じ込められていたという事なのでまあ逆の立場で見るというのもなかなか面白い。
前作の主人公がこの世界にいたというのは観てもらえればわかるとおもう。
浜辺でジュマンジを拾ったのも前作のラストと繋がっていたりするので作品のテイストは違っていても同じ世界で繋がっているという所は嬉しかった。
しかし個人的に今回の魅力はなんといってもドウェイン・ジョンソン。これに尽きる。
気弱なオタクがゲームの中に入ったらドウェインの体型になっている。それだけで面白い。
「すごい筋肉だ。」と自分の筋肉に驚くドウェイン。
無意識にフェロモンを撒き散らしてしまうドウェイン。
リスにビビるドウェイン。
色々な作品で向かうところ敵なしの役をやっているとは思えないギャップに何度も笑ってしまった。
とても良い演技だった。
また今回は日本語吹替え版で観たのだが、ジュマンジの世界に入った4人の吹き替えの演技も素晴らしくより笑いを誘われた。
シェリーオベロン博士が、中身は女の子なので終始オネエっぽい声でとても面白いぞ。
とまあなんとも感想なのかなんなのかよくわからないことを並べているがこの映画から総じて言える事はエンタメぶっちぎりってことだ。
笑えるシーンがてんこ盛りで頭空っぽにして観ていられる。
アドベンチャー映画としても見応えはしっかりあるので子どもから大人まで幅広く観れる娯楽映画だと思う。
前作を観ていないそこのあなたもぜひ気軽に劇場へ足を運んでみては。