木枯らし1号の映画日記

映画を観た後つらつら感想並べたくなりますよね。その欲求をここで解消します。

『メッセージ』

タイトルだけでは内容が全く読み取れない。

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ポスターを見てもらえればなんとなく雰囲気はわかると思う。

というか日本のポスターは文字が色々書いてあるのでまあわかりやすい。この文字が不必要だと感じる時が多々あったりもするけど。

 

 

ある日突然巨大飛行体が地球に、その目的は不明。

売り文句っていうか、あらすじだなこれ。

 

世界の各地に12もの巨大飛行体が現れて、女性の言語学者の主人公、ルイーズが物理学者イアン、アメリカ軍大佐のウェバーと共に解明を進めていく。

 

いわゆる『未知との遭遇』のような題材を想像される。

そしてこの作品にも未知との遭遇同様、地球外生命体が登場する。

その姿はとてもミステリアスで引き込まれる。

現代の表現方法は多種多様でいいね!昔はチープな人形感が否めないものもあったと思う。まあそれはそれでレトロ感な恐怖はあるけども。

 

主人公は地球外生命体と交信を進めていくんですが、交信を取っていくうちに過去の記憶のような回想のようなものを見るんですね。

自分の娘が徐々に成長していきそれを見守るが、娘は病気なって早くに死んでしまい、悲しむ自分。

旦那は娘が小さい時に離婚して別れてしまっていたので1人になってしまった。

という記憶の映像。

 

しかしこの映像の話はクライマックスには予想しなかった展開に絡んでくる。

 

 

ここからは物語の大事な部分のネタバレになるので注意。

 

 

 

 

さて、ネタバレの部分を。

主人公が見ていた過去の記憶のようなもの。これは過去の記憶ではなく、未来の記憶だった!

なぜ見たものが過去のものではなく未来のものだと気づいたのかは物語の中で明らかになる。

 

さらに先ほど先述した別れた旦那というのが、今回の調査で長く行動を共にした物理学者のイアンだった。それも映像で見たのだった。

 

 

いま身近にいる人と結ばれ、娘も出来るが結婚相手と別れることは分かっていて娘すらも失ってしまうことも知っている未来。

それでも主人公のルイーズはイアンのプロポーズを受ける。

 

悲しくも美しい物語でした。

ドンパチ激しいSFではなく人間の心理や人の想いなどに重きを置いたSFというパターン。最後に多少のスピーディな場面は入れつつも全体的には静かに動く物語です。

合わない人には合わないのかもしれないけど、僕は好きでしたよ。

地球外生命体が中心になってもいいはずのこの手の映画だったのに、この映画は徹頭徹尾主人公の模様をえがいて、あくまでも【地球外生命体が来た時の人間】を中心に話が進んでいたので新鮮味もある。

なによりクライマックスの衝撃にめちゃくちゃ驚かされたからね。いいネタバラシのやり方だったと思う。

 

そう考えると一見『未知との遭遇』のようなジャンルの映画だと思われそうだが中身は全く別の映画だ。

人が食べられたり、腹に卵産みつけられたり、互いの人差し指合わせて友達になったり地球外生命体を扱った作品でも展開は様々。

今作はその中に新たな1つの展開が加わった。

 

新しい形のSFを楽しむなら是非この作品を。

ミュージカル化もされている『メリーポピンズ』を観てみよう。

国内や海外でよくミュージカル化されている『メリーポピンズ』。名前は聞いたことあるけど映画自体を観たことがない人は多いのでは。

 

 

意外にもこの作品はれっきとしたディズニー作品である。そしてディズニー映画らしいディズニー映画

それもそのはず、この映画はウォルトディズニーが生きていた時に作られたのだから。制作にはウォルトディズニーも関わっている。

 

観るときはセットや作りの古い感じとかは大目にみて鑑賞してほしい。

なんて言ったって半世紀前の映画だ。作られたのは1964年。

そりゃあ作られたのがそれだけ前なら、オープニングで広がっているロンドンの街並みが明らかに絵だったり、雲の上にいる設定だけど明らかに煙が巻かれたスタジオで座っているとか現代と比べるととおや?となるような所も多々ある。

時代が時代なので突っ込みどころを探すなんて野暮なことはよして。

 

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ストーリーは昔の作品だけあってシンプル。

 

ロンドンに住むある一家の話。

厳格な父親と政治運動に夢中な母親は、娘のジェーンと息子のマイケルの世話をナニー(子どものしつけをする乳母のような役割)に任せていた。

姉弟はいたずら好きでナニーはすぐに辞めてしまっていた。

そんなある日、メリーポピンズ という女性がやってきてナニーを務める。彼女は姉弟たちに見たこともない魔法のような力を見せて2人は大喜び。メリーになついていく。

メリーが家にやってきたことによって姉弟の2人だけでなく家全体の雰囲気を明るくしていき、あまり仲が良くなかった家族が変わろうとしていた。

 

 

この作品はファミリー向けのミュージカル映画だ。なのでミュージカル映画を見慣れていない子どもでも楽しく観れるのかもしれない。

 

一見すると日常的に見えるが、魔法が使えたり絵の中の世界に飛び込んだりなど、ファンタジー要素が広がっているのは実にディズニーらしい。

絵本の中の世界に飛び込んだ場面では、アニメーションと実写の融合の映像もあったりして、当時ではかなり驚かれたんだろうなだと思う。

 

 

ストーリー内容はシンプルなんだけど、一筋縄じゃないなと思ったのは、世界観のカオスさ。

近所の軍艦のような家が時報代わりで大砲鳴らしたり、一家の母親がやたらコミカルだったり、笑うと宙に浮いてしまう叔父さん会ったり登場人物みな不思議な性質を持っている。

起こる出来事も不思議なことばかりが多く、なんだか夢を見ているような気分。

 

昔のディズニーのアニメーション映画ってどこか独特の世界観を出してたんですよね。その独特さが実写になったことにより、より増していた気がする。

ディズニーの独特さは個人的に嫌いじゃないので見ていて楽しかった。

 

 

ストーリーの方は最後にはファミリー映画らしく綺麗で楽しく終わって良かったのではないかと思う。

 

メリーポピンズが劇中、子ども達を急がせるために何回か言っていた、『タッタカタ!』が割とお気に入りのセリフになった。

後は曲のタイトルにもなった『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

何語だこれ?って気になった人は本編を観てこの言葉がなんなのかチェックしてほしい。

 

 

ちなみにメリーポピンズは今年の末から来年頃に続編がやるそうなので、続編を観る予定の人もぜひ予習にこの作品を。

106分間に詰め込まれた体感映画『ダンケルク』

戦争映画というものは基本的に2時間半から長いもので3時間を超える大作が多い。

戦争映画は観たいけど長いのはちょっとって言うそこのあなた。

ワガママ言うんじゃねぇ!笑ったり泣いたり出来なくしてやろうか!

 

というのは冗談。この作品の本編は106分。一般の映画にしたら少し短いくらいだが戦争映画というジャンルの中ではかなり短い方なので戦争映画初心者にもオススメしやすい。

 

なぜ短いのかは後述するとして、簡単なストーリーを。

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物語の始まりは第二次世界大戦中のフランスにあるダンケルク海岸というところ。

そこでイギリス、ベルギー、カナダ、フランスからの連合軍は敵であるドイツ軍に包囲され危機的な状況下にあった。

 

この作品は3つの物語が同時に描かれる。

1つ目。ダンケルクで戦う英国の兵士のトミー二等兵は撤退作戦中に同軍の兵士ギブソンと出会う。トミーを物語の主軸として陸軍が撤退戦をする[一週間]を描く。

 

2つ目。別の場所では民間船に乗っていたドーソンとその息子のピーターとピーターの知り合いのジョージの3人が登場。3人はダンケルクにいる英国兵士達を母国へ運ぶという国の命令を受けていた。

彼らがダンケルクに救援に向かう[一日]をここでは描く。

 

3つ目は英国軍パイロットのファリアとコリンズの2人が主軸となる空軍の戦い。

ダンケルクから陸軍が撤退しようとするがドイツの空軍に阻まれてしまう。その空軍を倒し、陸軍の撤退作戦を進めるというものだ。

空軍は[一時間]の戦いが描かれる。

 

そして本作品は1つの物語を解決させてから次の話にいくオムニバス形式ではなく、同時に3つの物語を少しずつ進めていくというなかなか無い手法になっている。

陸軍の一週間の最後の一日からは海での物語と、そしてその2つの最後の一時間は空軍の話と交わっていく。

 

お恥ずかしながら理解力に乏しいもんで初めはそれが分からなかった。なんで陸軍の話は夜の場面なのに、次の空軍の場面になったら昼間になっているんだろうって思っていたらそういうことか。

無事気づいて良かった。この映画の楽しみどころを潰すところだった…。

 

気づいてからは物語が段々と1つに繋がっていく様が観ていて面白い。陸海空、それぞれの戦いの違いや自分の置かれている状況の違いなどがよく分かる。

 

それからこのシーンは戦争映画によく描かれるグロテスクな血の描写はない。なので戦争映画は観たいけど生々しいものは観れないという人にもオススメ出来る。

それだけにその手の映画に慣れている人はどこか物足りないと感じるのかもしれないが。

 

まあそうは言ってもオープニングから主人公以外の兵士が銃弾を受け次々と倒れていくし、陸軍の乗る船が魚雷を受け、船底の部屋にいた多くの兵士達が溺死していく様子や、重油被った陸軍兵士達が海で逃げる為に泳ぐも火薬の影響で自身の身体が焼けてしまうなど戦争の悲惨さが伺えるショッキングなシーンはあるので血の描写はないものの別の怖さはある。

もちろん戦争映画は変に美化して悲惨なシーンを流さないのはおかしいと思うのであえて描くことで戦争に対する恐怖心をみんなに教えるという意味では良い作り方だと思う。

個人的には、船を着ける時に船と岸の間に挟まって圧死する兵士の断末魔が聞こえるシーンが一番キツかった…。

 

 

さて、その作品が106分という戦争映画にしては短いものになった理由。

それは一気に作品の世界に引き込ませる為、より物語を体験させる為だと思う。

え?違う?大人の事情?いやまあ今回はこういうことにしておいて。

 

この作品、始まりのシーンがさっきも書いたように陸軍兵士とその仲間達がドイツ軍から逃げるシーンなんですね。

しかもその後、戦争映画にありがちな訓練とか僕はどうして兵士になったとかそういう描写もない。

笑ったり泣いたり出来なくしてやるっていう鬼軍曹も\サー イエッサー!/と絶叫する兵士もいなくて、いきなり戦いが始まってそれがほぼ最後まで続くんですね。起承転結の【起】が抜けているような感じ。いい意味で。

多分あえてそういう描写を抜くことによって物語というよりも体験、という感覚が強くなるのではないかと。そこに重きを置きたかったのかと。

ダンケルクが劇場公開される時も映像体験みたいなこと言ってた気がする。今思えばそういうことだったのかなぁと思ったわけですね。

それなのでいつもより引き込まれた感はとても強く感じたね。

もちろん様々な思いから戦争に行くという描写も大切ですが、いつもとは違う話の運び方も1つの手法としてはありなのでは。

ちなみに陸軍の主人公のトミー二等兵は戦いで死ぬとかごめんだ、僕は生きてぇ、そしてなるべくみんなの事も生かしてぇっていう割と現代的な考えの持ち主なので、そういう意味でも共感で物語に引き込まれるというのもあるのかね。

 

時間、内容共に見やすく、だが戦争という部分もキッチリ作られていたこの映画、ちょこっと空いた二時間で観るのにもってこいの作品なのでは!

ちょこっと空く二時間なんてない?笑ったり泣いたり出来なくしてやる!

https://youtu.be/kvDxVFU5Vi4

前作を観ていなくても楽しめる『レジェンド・オブ・ゾロ』

午後のロードショーで放映していたので鑑賞。

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『マスク・オブ・ゾロ』の続編である今作だが、前作を観ていなくても楽しめた。

 

この映画一番の感想は、ノリとか展開とか作り込みとかがザ・2000年代アクション映画。

正直嫌いじゃないぞ。むしろ好き。

 

主人公のゾロは一匹狼的なヒーローかと思いきや奥さんと子供がいて、パパが隠れてヒーローをやっているという状況。奥さんはヒーローやっていることを知っているが子供は知らないまま。

 

父親でいる時は冴えないがヒーローの時は大活躍、という割とベタなシーンも多くあるがやっぱりそういうシーンは見ていて面白い。

 

ちなみにゾロの奥さんも強く、子どもまでなかなかの強さを見せる。

ゾロだけでなく家族の活躍も見どころ。

ゾロと一緒にいた神父が序盤はアドバイスだけの役割だったのに、最後の方に謎の戦闘力を発揮していて笑ってしまった。

 

決して超大作とは言えないんだけど、元ネタである快傑ゾロという名にふさわしい快作、傑作という出来だった。

 

アメリカ舞台のアメリカ映画だが、雰囲気がどことなく西洋を感じるのはなんでだろう。

西部劇とスペイン辺りを足したような。

あれ?『ONE PIECE FILM GOLD』が普通に面白かったんだけど。

地上波で放送されたので劇場版ワンピースの最新作を。

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子どもの頃はワクワクしながらワンピースの映画を観ていたもんだ。

今や「子ども向けの映画だし、冒頭だけ観てみるか。まあ子ども向けクオリティなんでしょ。」という曲がった気持ちで見始める始末。

さよなら、少年心。

 

そしてしっかり最後まで観てしまった。

今回は普通に面白かった。少年心を失い、ワンピース熱も冷めてきた僕でも観てて退屈しなかった。

今作も最近の映画作品同様に原作の作者である尾田栄一郎氏が制作に参加しているということもあり、ワンピースらしさがとてもよく出ていたと思う。

 

○あらすじ

ルフィ率いる麦わらの一味はある日、グラン・テゾーロという黄金の島に上陸。

そこは海賊や海兵達が集まりギャンブルが行われる華やかな独立国家の巨大な船だった。

 ルフィ達はそこでカジノに参加。一時大儲けするも、この地を治めるギルド・テゾーロとの賭けにイカサマで負け、借金を負ってしまう。その際、賭けに負けた金を返す代わりに仲間のゾロを人質に取られる。

ギルド・テゾーロの目的は、初めから麦わらの一味を崩壊させる為にゾロを人質に取っていたのだった。

さらにこの島がギルド・テゾーロによって横暴な支配をされていることを知った麦わらの一味は、島で出会ったナミの元同業者のカリーナと行動を共にする。

ゾロを助けるための借金を返す事と、この街の支配を解放させるために麦わらの一味はテゾーロの一味に立ち向かう。

 

簡単なストーリーはこのような感じ。

今回の敵はギルド・テゾーロというゴルゴルの実の能力者の【金】を自在に操る。

いかにもな敵顔なんだよね、とても良いと思う。強そうな雰囲気もちゃんとある。

 

ただテゾーロは

⚪︎貧乏な家庭で親からも見捨てられ、

⚪︎夢を叶える途中で出会った想い人が天竜人に奴隷として買われ、

⚪︎自分も奴隷として買われ散々な人生を歩む。

 

というマイナスが役満な人生を歩んできたのでそのシーンを見てからその状況を知るはずもないルフィにボコボコにされる姿を見るとなんだかとても可哀想だったり。

この世界は一番悪いのは天竜人をはじめとする大きな権力を持った人だったりするからね。  

 

そんなわけでボコボコにされるテゾーロだけど敵キャラとしてはなかなか魅力的なキャラクターだ。

 

先述した通りこの作品は作者の尾田栄一郎氏が関わっているのでワンピースらしさがよく出ていた。具体的に挙げるとするならば、

①オープニングの映像と衣装のかっこよさ

②懐かしいキャラクターの登場

といったところか。

 

①はオープニングの映像で、キャラ紹介の為にあまり強くなさそうな敵が登場する。

ルフィ達麦わらの一味はその敵を一人一人倒していくのだが、なかなかに爽快。過去作のストロングワールドでも似たようなシーンはあったな。

ここの場面は一人一人の見せ場があってとてもかっこ良い。映画の冒頭だけ観るつもりが最後まで観るきっかけになったシーンだった。

そして衣装もいつもの格好ではなくとてもおしゃれだ。2、3回ぐらい衣装チェンジがあったりしてその場面の雰囲気に合った服になっているのもとても面白い。

劇場版になるとTPOを守りだす麦わらの一味に疑問を持ったらいけない。

 

②については元CP9のロブ・ルッチやスパンダム辺りを登場させたのは嬉しいサプライズ。旧キャラも出しつつ近年登場のサボも登場させ無理ない程度に物語に絡ませるのはさすがワンピースだなぁと感じた。

ワンピースのしれっと旧キャラを出していくスタイルとても好きなのよね。

 

ちなみに地上波で放送した日のSNSなんかでは隠れキャラ的に〇〇がいた!なんて情報が流れてたりもしていたのでそちらも注目して観てもらえれば。

 

 

そんなこんなで意外と楽しめた今作。

子ども向けといえば子ども向けなのかもしれないが少年心を取り戻してくれる観やすい仕上がりになったのでは。

 

ちなみにエンディング曲が好みだった。GLIM SPANKYの『怒りをくれよ』

怒りをもっとくれ、本気になりてぇんだ

って歌っている。

 

なんだそれすげぇかっけぇな。煽り耐性ゼロの僕だったら、

これ以上怒らないでくれ、あんまそういうの慣れてねぇんだ

っていう歌詞になるわな。

(ネタバレあり)『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の衝撃

本編時間は150分ほど。
約130分の興奮と、20分の衝撃。感情が揺さぶられた。そりゃあもう150分間脳汁が出まくっていた。

人ってこんなに興奮できるんですね。

 

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(ここから先はネタバレあり)

 

◯感想

大まかなストーリーというか大筋の話と感想を。

インフィニティストーンという特殊な力を持った石が6つあり、それを全て集めるととてつもなく強大な力を手に入れることが出来た。

最強だと宇宙でも恐れられていたサノスは生命のバランスを保つべく、その力を手に入れ生命の半分を消し去ろうとしていた。

 

その石を求めてあらゆる所に行き手に入れる為なら星を滅ぼすのもいとわないサノス。

地球にもその脅威は及び、地球や宇宙のヒーロー達がサノスの野望を止めるべく協力し立ち向かっていく物語。

 

この映画はたくさんのヒーローが登場する。それなので初めて知る者同士もたくさんいる。しかし目的はサノスを倒すということなので、彼らは臨機応変にチームを組む。

今までのアベンジャーズははっきりとアベンジャーズというチームを1つ組んで同じ場所で闘ったが、今作は宇宙や地球など様々な舞台で様々なヒーロー達が協力して闘う。アベンジャーズが複数チームあるのだ。

 

物語は序盤から衝撃的。アベンジャーズの敵でもあり、『マイティーソー』シリーズでもおなじみのロキがサノスに殺されてしまう。

ロキはシリーズ通してもかなり印象深い人物だったのでこれはかなりのショック。

そこからは基本的にシリアスな流れで物語が進んでいく。

 

そんな中緊張をほぐして笑いを取ってくれるのが『ガーディアンズオブギャラクシー』のチームだ。

彼らのジョークシーンは今作でかなりありがたく感じる。

そしてガーディアンズチームにソーが合流。

その辺の絡みなんかは見ていてとても面白い。

 

その後、地球でドクターストレンジ、アイアンマン、スパイダーマン、ハルクVSハルクの部下たちの闘いもあるのだが、これがなかなかに激しい。物語の序盤とも思えない目まぐるしい戦闘に早速心を奪われる。予告でやってるシーンでもこの辺が多く使われたりするもんで…。

アイアンスパイダーかっこいいぜ…。

 

一方ブラックパンサーの故郷ワカンダに身を潜めていたキャプテンアメリカチームは離れ離れになったスカーレットウィッチ、ヴィジョンと合流。2人を襲うサノスの部下を撃退しワカンダに戻る。

 

スカーレットウィッチとヴィジョンは前々から恋仲フラグを建てていたわけだがここにきて完全に恋人である事を確信するわけだ。

クイックシルバーはあの世で泣いてるが、まあヴィジョンあんな赤い体してるけど紳士だから。

 

ちなみに今までの作品を観ていた人は知っての通りヴィジョンはインフィニティストーンの1つを使って命を宿していているのでおでこにストーンが埋まっている。今作はその石をサノスとその部下に狙われるわけなのでその石をおでこじゃなくてどうにか体内のどこかに隠さないかなと願っていた。まあ無理なのだが。

 

そんなわけであご髭を蓄えいつのまにかワイルドになったヒーロー、キャプテンアメリカに助けられ、ワカンダに向かう。

キャップが二人を助けるシーンは悲しきかな今作のキャップの一番の見せ場だと思うので是非注目して欲しい。

 

キャプテンアメリカは「キャプテンアメリカ/シビルウォー」でアイアンマンと袂を分かち別々の道を歩んでいた。この作品でキャプテンとアイアンマンが共闘する事はない。次回作でその共闘は叶うのか。それはまだわからない。

 

その後ガーディアンズオブギャラクシー チームはサノスに負けない武器を作りに行くソーに着いて行く組と、サノスの野望を止めるためインフィニティストーンを探す組に分けられる。

 

しかしインフィニティストーンを求めて星に辿り着いたスターロード率いるチームはサノスと出会う。

そこでスターロードの恋人であるガモーラをサノスに連れ去られてしまう。

 

ここのシーンの緊張感は半端ではない。サノスの圧倒的な力を感じるシーンの1つでもある。

 

サノスの求めていたインフィニティストーンを手に入れる為に必要だった犠牲は「愛するものの死」

連れ去られたガモーラはサノスに愛はないと言ったが、サノスは涙を流しながらガモーラを殺してしまう。

サノスの愛したものこそ義理の娘のガモーラだった。

 

サノスはインフィニティストーンを5つ集める。

 

ここで物語は最終大戦に向かって行く。

 

ヴィジョンが持っているインフィニティストーンを求めてサノスの部下達が敵を大勢連れて地球にやってくる。それを守るはチームキャプテンアメリカ。

多くのヒーローが決戦の地のワカンダに集結する。

 

 

アイアンマンチームはガーディアンズのスターロードチームと合流し、サノスの生まれ故郷の星で直接サノスと闘う。

ありとあらゆる可能性から1つの勝ちの可能性を見つけ勝利目前だったが、ガモーラがサノスによって殺されたと知ったスターロードが計画と違う行動をしてしまったのをキッカケに全員敗れてしまう。

この戦いの敗因は言うまでもなくスターロードさんなんだが、彼も憎き相手に恋人を殺されてしまう悲しい運命に立ち会ってしまった人なので許してほしい。

 

地球では最強の武器を作ったソー達が合流し、サノスの部下達をなんとか倒す。

ピンチの流れだったが、ソーが来てからは無双状態。というかソーが無双状態。

彼、アベンジャーズの1でも無双してたけどまた無双するんすか。もう反則ですよ、神。

あと、ロケットとバッキーの共闘は個人的に熱いです。名シーンです。こういうの大好物ですありがとう。

 

だがここでついにサノスが地球にやってくる。ヒーロー達は果敢に立ち向かうも石を5つ集めて無敵状態のサノスに勝てるものは誰もいなかった。

そしてヴィジョンから石を無理やり剥がし遂に石を6つ集めてしまう。

そんな中ソーが果敢にサノスに突撃。サノスの心臓に斧を突きつける。

しかし、サノスは生きていた。彼は指をパチンと鳴らす。

 

 

ここからがブログの初めに書いた『20分の衝撃』。

多分普通のヒーロー映画だったらサノスの目論見は失敗してサノスを倒しハッピーエンド。しかしそうではなかった。

 

サノスが指を鳴らすだけで石が宿るその強大な力から宇宙の半分の生命が消えてしまうと言われていた。

 

それが成功してしまったのである。

ヒーローは次々と枯れ葉のようになって消えていく。

宇宙にいるアイアンマンチームでも次々と消えていく。そこでアイアンマンは完全な敗北を知る。弟子のような存在であるスパイダーマンも消えてしまった。

 

最後には満足そうな表情を浮かべた遠くを見つめるサノス。

 

ここで物語は終わる。

 

驚きだ。やられた。

 

サノスは帰ってくる。

この文字が浮かび物語の幕は引く。

いや引けるかい。

 

今のままだと完全にバッドエンドでしかない。ここからどうやって次に続けるのかとても気になる。

 

この映画は完全に二部作のパートIだった。しかしタイトルもずるい。インフィニティウォーというタイトルだけだったもんでまさか二部作になるとは予想していなかった。

たぶんパートIという副題を付けなかったのはこの衝撃を増すためであろう。

 

正直続きが気になってしょうがない。早く観たいんですが!!

 

この作品を単体として見てもとても面白かった。戦いの連続で余計なシーンが少ない。観ていてとても気持ちよかった。

ジョークシーンとシリアスシーンのバランスや、キャラクターの登場頻度も悪くないと思う。

この映画を観終わって、早く続きが観たい!そう思わせたらこの映画は勝ちなのだがそれ以外でも面白いところは様々あり、何回か見直したくなるような作品に仕上がっていたと思う。

 

 

まだ観ていないそこのあなた、マーベルは待ってくれないぞ!復習をしっかりした上でインフィニティウォーを観にいくのだ!!

『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の注意点

アベンジャーズ/インフィニティウォー』を観る上で注意点が1つある。

それはシリーズ物の集大成ということ。

 

アベンジャーズ』という名が付いているからと言って、アベンジャーズ2作品を復習すればいいというわけではない。

かといって全作品観なくてはいけないわけでもない。

最低限の作品を復習すれば観ていなくても楽しめるだろう。

だが全作品を観たわけでもないのに、「キャラが多すぎる」とか「ストーリーがよく分からない」は無しだ。

 

この作品は様々なヒーローを1つのシリーズに集結させるべくスタートしたプロジェクト、MCU(マーベル シネマティック ユニバース)というシリーズの1つの到着点だ。

『アイアンマン』から始まり約10年間もの中で様々な作品、様々なヒーローが登場し物語をつむいだ。

 

このシリーズは10年間通して出来上がった一本の映画のようなものである。

 

なので途中しか観ていなかったら『インフィニティウォー』のストーリーの細かい点までは理解はできないと思うし、キャラクターに感情移入が出来ない。

そうなってくると面白くは感じないだろう。

しかしそれではもったいない。今からでも遅くはない。

 

1作品1作品ちゃんと面白いので是非観てほしい。

MCUシリーズに浸って『インフィニティウォー』を観てほしい。

 

きっと『インフィニティウォー』を観るときには最高の気分になるはず。