『ナイスガイズ!』を楽しく観るコツは肩の力を抜くこと
以前から気になっていた『ナイスガイズ!』ようやく鑑賞。
アカデミー賞を受賞したラッセル・クロウとゴールデングローブ賞を受賞したライアン・ゴズリングが主演のアクション映画!
主役がこの2人なのだからどんなにかっこよくクールな作品になるのだろう期待して見始めた。
しかし!!見て行くうちにそのイメージは跡形もなく崩れた。悪い意味ではなくいい意味でだ。
この2人を主役にしておいてこの作品、コメディ路線まっしぐらである。みていくうちにコメディ要素がどんどん強くなっていく。
やられた。
こんなの面白いに決まっている。
さらに話もしっかり面白い。
最後の方はつい前のめりになって観てしまった。なかなか強い映画だ。
簡単なストーリー
年ごろの娘を持つ酒好きの冴えない探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)がとある依頼を追っていたところ、その依頼をやめるよう示談屋のヒーリー(ラッセル・クロウ)に脅迫されてしまう。
しかしヒーリーもひょんなことからマーチが追っている依頼を追うハメに。
目的が合致したヒーリーは探偵マーチと共に半ば強制的にタッグを組み依頼を追う。また、マーチの娘ホリー(アンガーリー・ライス)も2人の依頼に興味を示しだんだん2人と共に事件に巻き込まれていく。
冴えない探偵とその娘と暴力的なオジさんの3人の会話劇がとても面白い。セリフの言い回しやらがとても良くて終始笑っていた。
特にライアン・ゴズリングの演技は『ラ・ラ・ランド』や『ブレードランナー2049』とはあまりにもかけ離れた顔芸やらオーバーリアクション多めの演技で、ライアン劇場を存分に楽しめた。
ラッセル・クロウもおふざけ少なめの役とはいえ今まで演じた役の中ではかなり闇を背負っていない方のラッセルではなかっただろうか。
主人公の娘役を演じたアンガーリー・ライスは相変わらず可愛い。というかそもそもこの作品観ようと思ったのがアンガーリー・ライスちゃんが出てる映画を観たいという所から始まっているのだから。
作品の中でもあどけなさの中に大人な雰囲気も出ていて良かった。なんて略したらいいのか分からないけど、アンガーちゃんなのかライスちゃんなのかガーリックライスちゃんなのか分からないけどとにかく可愛いので娘に欲しい。
ガーリックライスちゃんの魅力について話していると終わらないので、作品に戻ろう。
とりあえず言いたいのはこの作品はアクション映画でもあり、それ以上にコメディ映画でもある。ポルノ女優うんたらかんたらとか出てくるし「僕は死んでいるから会話できない」とか言いながら会話をしてくる抗議活動をしている集団もいて、ジョークの種類が様々である。
普通なら大事な所でかっこいいところを見せる主人公が大事なところでもやっぱり冴えなかったりする。
だからこそ面白い!魅力的!肩の力を抜いて楽しめる!
この作品のようなエンタメ的な映画は正直大好物だし、大好物な人はたくさんいると思う。
午後にテレビでやっているロードショーを気軽に観るような感じで、土曜の深夜にでも誰にも邪魔されない空間で軽くお酒を飲みながら観ると存分に堪能できるのではないだろうか。