前作を観ていなくても楽しめる『レジェンド・オブ・ゾロ』
午後のロードショーで放映していたので鑑賞。
『マスク・オブ・ゾロ』の続編である今作だが、前作を観ていなくても楽しめた。
この映画一番の感想は、ノリとか展開とか作り込みとかがザ・2000年代アクション映画。
正直嫌いじゃないぞ。むしろ好き。
主人公のゾロは一匹狼的なヒーローかと思いきや奥さんと子供がいて、パパが隠れてヒーローをやっているという状況。奥さんはヒーローやっていることを知っているが子供は知らないまま。
父親でいる時は冴えないがヒーローの時は大活躍、という割とベタなシーンも多くあるがやっぱりそういうシーンは見ていて面白い。
ちなみにゾロの奥さんも強く、子どもまでなかなかの強さを見せる。
ゾロだけでなく家族の活躍も見どころ。
ゾロと一緒にいた神父が序盤はアドバイスだけの役割だったのに、最後の方に謎の戦闘力を発揮していて笑ってしまった。
決して超大作とは言えないんだけど、元ネタである快傑ゾロという名にふさわしい快作、傑作という出来だった。
アメリカ舞台のアメリカ映画だが、雰囲気がどことなく西洋を感じるのはなんでだろう。
西部劇とスペイン辺りを足したような。